
今やバームクーヘンといって思い浮かぶのは「クラブハリエ」ではないでしょうか。もともとは滋賀県のお店でしたが今や全国にファンを持つ大人気のバームクーヘンとなりました。今回はそんなクラブハリエの「バームクーヘン」の人気の秘密に迫りましょう。
実は和菓子屋さんだった?!
日本でバームクーヘンブームの火付け役となったクラブハリエですが、クラブハリエという名前とバームクーヘンは知っていても、元をたどると実は和菓子屋さんだったということを知らない人も多いでしょう。
クラブハリエは「たねや」という老舗の和菓子屋さんから派生してできたのです。明治時代から続く和菓子屋さんがなぜバームクーヘンを売り出すことになったのか。実はそれも偶然が生み出したことだったのです。
昭和初期「たねや」の近くにはたまたまアメリカ人の実業家が住んでおり、その実業家の勧めで洋菓子を作ることにしたのです。その洋菓子作りこそが今のクラブハリエの基盤となりました。
クラブハリエのバームクーヘンの魅力
日本中の様々な洋菓子店でバームクーヘンが売られている中、クラブハリエに人気が集中するのは、和菓子屋さんだったことと関係するのでしょうか?クラブハリエのバームクーヘンの特徴を見てみましょう。
バームクーヘンというシンプルなお菓子だけに、素材にはとてもこだわり、その時々の天候や温度によっても微妙に生地のバランスを変えています。年輪の様に折り重なる生地は職人が一層ずつ手作業で作っていきます。

この綺麗な年輪を作り出すために、1時間オーブンから離れることなく、ひたすらバームクーヘンと向き合うのです。単純な作業ですが、クラブハリエ特有のしっとりふわふわ感を出すためには、プロのお菓子職人でも最低3年はかかると言われています。
クラブハリエのバームクーヘンの最大の特徴は表面に白く光る甘い衣でしょう。さっぱりしたバームクーヘンですが、衣のおかげで優しい味の中にも少し甘さがあるので、くど過ぎず美味しく食べることができます。
洋菓子というと「甘い」「クドイ」というイメージですが、クラブハリエは違います。「世界一優しい味」を目指しているのです。洋菓子なのに食べやすい。日本伝統の和菓子のノウハウがあったからこそ、洋菓子を日本人好みの味に改良できたのではないでしょうか。
和菓子好きのお年寄りでも食べやすい日本人の口に合う味こそが人気の理由なのです。
クラブハリエのバームクーヘンが食べたくなったら
東京、横浜、名古屋、京都、大阪、福岡に「CLUB HARIE b‐Studio」というクラブハリエのバームクーヘン専門店があります。
CLUB HARIE b‐Studio
実際に作っている工程を見ることもでき、作りたての美味しいバームクーヘンを買うことができます。またバームクーヘンの入っている箱にもこだわっており、季節やイベント事に限定の可愛い箱が出たり、各店限定の箱もあり可愛い箱を集めてみるのも楽しみのひとつでしょう。
クラブハリエのバームクーヘン以外のお菓子も味わいたい時は、滋賀県にあるクラブハリエのお店にて販売されています。(大阪うめだ阪急店もあります)
CLUB HARIE
店舗に行けない方でも安心のオンラインショップももちろんあり、お取り寄せできるのでこちらもチェックしてみてください。こちらでは和菓子やパンも買うことができますよ。
オンラインショップ
株式会社クラブハリエ
所在地:滋賀県近江八幡市宮内町3
クラブハリエのバームクーヘンの魅力が分かったところで、一度バームクーヘンを食べてみてください。きっと長い歴史と、職人さんが丹精込めて作った優しい味を感じることができるでしょう。